愛情のズレ?いいえ、暴力です。

過日、県からドメスティックバイオレンス(DV)防止啓発ポスターが届きました。この図案は、昨年の「女性に対する暴力をなくす運動」期間に合わせて作成され、各種交通機関及や商業施設、教育機関等で掲示されていましたので、目にされた方々も多かったと思います。

初めてこのポスターを見た時のザワザワとした気持ちを今でも覚えています。2つの顏は全く同じです。だというのに、「赤い丸の位置が違うだけで、こんなにも情報の受け手である私たちの感じ方が違うのか・・・」と。左右のほおに赤い丸が描かれた顔からは、幸せが伝わってきます。一方、丸の位置が目元と口元にずれた顔は、大変つらく、悲しさを押し殺しているように感じます。

DVは、性別や年齢に関わらず、誰でも被害を受ける恐れがあります。イラストの人物は、性別が特定されず、男性にも女性にも、そして大人にも子どもにも見え、誰にとっても「これは自分かもしれない」「これは近くのあの人のことかもしれない」と想起される表現となっています。そして、「愛情がズレただけ? いいえ、それは暴力です」と「暴力≠愛情、暴力は決して愛情表現ではない」ということを力強く伝えているコピーが添えられていることで、目にした方に、DVを真剣に考えるためのきっかけが提示されているように思います。

今年も、11月の期間中はうきは市立図書館入り口にDV防止にまつわる各種資料を掲示しています。また、対象となる書籍も館内特設コーナーに配架しています。こちらのポスターのみならず、是非、色々な資料に目を通していただけたらと思っています。