男女共同参画の視点で~災害対応について~

過日、日本列島の各所で台風19号の甚大な被害が発生しました。浸水被害・河川の氾濫・土砂崩れ・停電…どのくらいの被害が出ているのか、詳細はまだ把握されていない状況です。ここ数年来、全国各地で自然災害が多発している中、うきは市においても同様の災害が発生してもおかしくありません。山間部が多く、県道・市道が中山間地の間を縫うような地形があり、土砂崩れや道の崩落などがあれば孤立状態となる地区があります。また、膨大な降雨がある場合、筑後川はじめとする河川被害の可能性も高いと思われ、昭和・平成と浸水被害も出ている地区も数多くあります。

ここで「男女共同参画の視点」で見ると、災害への備えや予防、帰宅困難者一時滞在施設、避難所等の運営に当たり、特に女性や小さい子どもたちのいる家庭にとって避難生活を安全・安心と思えるものとし、避難者の負担を少しでも緩和することが重要です。

ちなみに、東日本大震災や熊本地震等では、災害時の女性と子どもに対する暴力調査が行われました。DV問題、性暴力、子どもへの暴力…本当に様々な被害が報告されています。災害発生以前、つまり「日常にある時」にきちんと啓発し、お互いに支援できるような体制が取られるようにしておかなければ、いざ災害が発生した場合、スピーディーな対応が難しくなると思います。暴力を許さない、被害者を生み出さない、そして何よりも「必要な支援」を届けられる「共助」の姿勢が大切です。


それぞれのチェックシートを見ていただき、女性と男性の視点や、小さな子どもがいることでのニーズの違いなどについて想像を膨らませてみて下さい。「我が町はどうだろう?」「うちの地区はどうだろう?」と、『我がごと』として考えていただける方が増えることを、切に願います。

(出典:平成25年5月 内閣府 男女共同参画局 男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針、社団法人日本栄養士会 災害時の栄養・食生活支援マニュアル  より)