離婚時の年金分割について

新型コロナウイルスの猛威が続いていますが、そんな中、「コロナ離婚」の増加が懸念されていることをご存知でしょうか?

在宅勤務や短時間勤務が導入されたり、場合によっては自宅待機が増えています。積極的に外に出かけることもままならないので、夫婦が共に過ごす時間が増え、暮らしの中の小さな「価値観の相違」が可視化して、お互いに対する不満が露わになってきたということなのかなぁと思っています。また、ニュースなどでご存じかと思いますが、国内外でストレスから家庭内での暴力(DVや児童虐待など)に発展するケースも増加しているようです。夫婦間、あるいは親子間の危機から、「離婚」という選択肢が現実的になっていくのだろうと感じています。

とは言え、未だに既婚女性の多くが結婚時、あるいは出産時に、それまでの仕事から一旦リタイアすることが多い中で離婚を検討していても、離婚後の生計のたて方に向けて不安感を拭いきれずに、日々をやりこなしていくことに腐心している方もおられます。そこで、今回は「離婚時の年金分割」についての情報をお届けしたいと思います。

厚生労働省や日本年金機構のホームページなどでもこちらの情報は掲載されていますが、離婚した場合、婚姻期間中の厚生年金を分割し、それぞれ自身の年金とすることができます。離婚後2年以内の手続きが必要です。年金事務所や年金相談センターが窓口となります。家庭内でのあれやこれやの仕事、あるいは育児、あるいは介護等の都合で、現に外に働きに出られなかった方も、分割することで一定額の年金が支給されるという制度です。

詳細については、日本年金機構ホームページの該当ページでご確認いただけます。また、市民センター1階の男女共同参画センター用資料ラックにもご用意しております。関心のある方はどうぞご確認下さい。

それぞれの方々が、老後を「不安な毎日」から「自分らしくいられる毎日」にするためにはどうすれば良いの…と考えておられるかもしれません。漠然とした不安に包まれるよりも、将来の不安(病気、介護)に備えつつも、今出来ることから着目し、その方らしく生きられることを心より願っています。