虐待かな?DVかな? ~あなたにできること~

新型コロナウイルス感染症対策による、外出自粛や社会環境の変化等は、様々な生活不安やストレスの要因になり、児童虐待やドメスティック・バイオレンス(DV)の深刻化が懸念されます。家庭内で起こる、児童虐待やDVは気付きにくいものです。虐待が疑われる児童を発見したら、児童相談所や警察などに通告することは、国民の義務として法律に明記されています。しかし、その前に私たちにできることはないでしょうか。
オレンジリボン運動(子ども虐待防止)のメッセージに、「子育て中の親子に、やさしいまなざしをお願いします」とあります。赤ちゃんに微笑みかけたり、階段で困っている親子を見かけたらベビーカーの持ち運びを手伝ったり、そんなささいなあなたの行動が、子育て中の親子の支えになることもあります。
二つほど例を紹介します。スーパーの駐車場で、男性の怒鳴り声が聞こえました。子どもがお父さんから叱られ、叩かれていました。どうしたらいいの?通報する?と思いましたが、勇気を出して声をかけました。「どうしましたか、大丈夫ですか。子どもさんが車の前に飛び出したのかな」お父さんは「大丈夫です」と一言だけ答えました。本当は、「お父さん、子育て大変ですね」と声をかけたかったのですが、そこまでの勇気がなく、「お父さん、頑張って!」と、帰っていく彼らの背中に向かってつぶやきました。
また、引きこもりの息子がいるお母さんからのお話です。近所の小学生が「ここの家の人ですか。この前「やめてー!」という声が聞こえたけど、大丈夫ですか」と声をかけてきました。子どもでも心配してくれているのだと思うと、恥ずかしいけど、とてもうれしかったそうです。
「怒鳴り声」や「子どもの泣き声」など、気になる家庭があり、顔見知りの関係性があるなら、可能な限り声をかけてみてください。はじめは、「こんにちは」「いい天気ですね」でもいいのです。お話しできる関係ができたら、悩みを打ち明けてくれるかもしれません。そんなときは、相談先を伝えてください。
でも、あなたが受け止めきれなかったり、声をかけるのが難しい場合は、無理することなく、専門職の支援にゆだねましょう。
・・・あなたの身近な相談先です・・・
配偶者等からの暴力の相談
男女共同参画センター「ゆるやか女性相談室」 77-2661(月・火・木・金・土9:00~17:00)
子どもに関する相談
家庭児童相談 73-9151(月~金9:00~17:00)
うきくる(子育て世代包括支援センター)75-4960(月~金8:30~17:15)